「MP3の音楽ファイルをCDに焼いてカーオーディオで聴きたい」——こういった場面は意外と多いものです。
ただし、MP3をただCDに書き込んだだけでは、一般のCDプレーヤーで再生できない場合があります。
この記事では、MP3をCDに焼く方法を「音楽CD形式」と「データCD形式」の2つに分けて、手順ごとに解説します。
MP3をCDに焼く前に知っておくべき基礎知識
MP3(MPEG-1 Audio Layer III)は圧縮された音楽ファイル形式です。CDに焼くとき、どの形式で書き込むかによって再生できる機器が大きく変わります。
音楽CD(オーディオCD)とMP3 CDの違い
| 形式 | 再生できる機器 | 収録時間の目安 | 音質 |
|---|---|---|---|
| 音楽CD(オーディオCD) | CDプレーヤー・カーオーディオ・ゲーム機など幅広い | 約74〜80分 | 無圧縮(高音質) |
| MP3 CD(データCD) | MP3対応のプレーヤーのみ | 700MB分(約100〜200曲) | MP3圧縮のまま |
「どのプレーヤーでも再生したい」なら音楽CD形式、「たくさんの曲を1枚に入れたい・MP3対応プレーヤーがある」ならMP3 CD(データCD)形式を選びましょう。
【方法1】Windows Media Playerで音楽CD形式に焼く手順
音楽CDを作るなら、Windowsに標準搭載のWindows Media Playerが最も手軽です。追加のソフトは不要です。
必要なもの
- Windows 7〜10のPC(Windows 11でも使用可能だがMedia Playerが変更されている場合あり)
- CD書き込み対応ドライブ
- 未使用のCD-R(700MB / 80分)
- 焼きたいMP3ファイル
手順
- Windows Media Playerを起動します。スタートメニューまたは検索バーで「Windows Media Player」と検索してください。
- 画面右上の「書き込み」タブをクリックします。
- 書き込みオプション(歯車アイコン)から「オーディオCD」を選択します(ここが重要!「データCD」を選ぶとMP3 CD形式になります)。
- 未使用のCD-Rをドライブに挿入します。
- ライブラリ内の曲、またはエクスプローラーからMP3ファイルを右側の書き込みリストにドラッグ&ドロップします。
- 追加できる時間の上限(通常74〜80分)が画面に表示されます。収まるように曲を調整します。
- 「書き込みの開始」ボタンをクリックします。書き込み中はPCを操作しないようにするとエラーが減ります。
【方法2】CDBurnerXPでMP3 CDを焼く手順
MP3ファイルをそのままデータCDとして書き込む場合は、CD・DVDライティングソフトのひとつであるCDBurnerXPが便利です。MP3対応プレーヤーでの再生を想定した「MP3 CD」を作れます。
- CDBurnerXP公式サイトからダウンロード・インストールします。
- 起動後、「データディスク」を選択します。
- 書き込みたいMP3ファイルをドラッグ&ドロップで追加します。700MB以内に収めてください。
- CD-Rをドライブに挿入し、「ディスクの書き込み」をクリックします。
- 書き込み速度を設定して「書き込み開始」をクリックします。
MP3ファイルの形式変換が必要な場合
WAV・AAC・FLACなど、MP3以外の音楽ファイルをCDに焼きたい場合は、事前に変換が必要なケースがあります。動画・音声ファイルの変換方法ガイドで変換ツールの使い方も解説しています。
なお、DVDへのデータ保存を検討している場合は、DVD書き込みソフトの比較記事もあわせてご覧ください。
よくある質問
Q. MP3をCDに焼いたのにカーオーディオで再生できません。なぜですか?
A. データCD(MP3 CD)形式で書き込んだ場合、MP3再生に対応していないカーオーディオでは再生できません。Windows Media Playerの書き込みオプションを「オーディオCD」に変更して、音楽CD形式で焼き直してください。
Q. 音楽CD形式にすると、なぜ曲数が少なくなるのですか?
A. 音楽CD形式では、MP3の圧縮データをいったんCDの非圧縮フォーマット(PCM)に変換して書き込みます。MP3より大きなデータ量になるため、1枚のCDに収まる時間が約74〜80分に限られます。MP3 CDなら同じCDに100〜200曲入ることもあります。
Q. Windows 11でWindows Media Playerが見当たりません。
A. Windows 11には「メディアプレーヤー」という新アプリと、旧来の「Windows Media Player」の両方が存在します。旧来のWindows Media PlayerはWindowsの検索バーで「Windows Media Player Legacy」と検索するか、コントロールパネルから起動できます。
まとめ
この記事では、MP3をCDに焼く方法を音楽CD形式・データCD(MP3 CD)形式の2つに分けて解説しました。
- カーオーディオや一般のCDプレーヤーで聴きたいなら音楽CD(オーディオCD)形式で焼く
- MP3対応プレーヤーでたくさんの曲を1枚に入れたいならデータCD(MP3 CD)形式で焼く
- Windows標準のWindows Media Playerなら追加ソフト不要で音楽CDが作れる
DVDにもデータを保存したい方には、dvd-maker.netのDVD作成機能がおすすめです。ブラウザだけで操作でき、ISOファイルを出力して右クリックでDVDへの書き込みが完了します。
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