「Neroを使ってDVDを焼きたいけれど、どこから始めればいいかわからない」——そんな方に向けて、この記事ではNeroを使ったDVDの書き込み・作成手順を初心者向けにわかりやすく解説します。
Nero Burning ROM・Nero Express両方の使い方を取り上げていますので、お使いのバージョンに合わせてご確認ください。
なお、ソフトなしでブラウザだけでDVDを作りたい方は、dvd-maker.netのDVD作成機能も選択肢のひとつです。最短5分でISOファイルを出力できます。
Neroとは?DVDに焼ける機能を知ろう
Nero(ネロ)は、ドイツのNero AG社が開発したディスクライティングソフトです。DVD・CD・Blu-rayへの書き込みに対応しており、長年にわたって世界中のユーザーに使われてきた定番のライティングソフトのひとつです。
Neroには複数の製品ラインがありますが、DVD書き込みで使われる主なものは以下の2つです。
| 製品名 | 特徴 | 対象ユーザー | 費用 |
|---|---|---|---|
| Nero Burning ROM | 詳細設定が可能な上級者向けライティングツール | 中上級者 | 有料(Neroスイートに含む) |
| Nero Express | ウィザード形式で直感的に操作できる簡易版 | 初心者〜中級者 | 有料(Neroスイートに含む) |
どちらもDVDへのデータ書き込みに対応していますが、DVDビデオ(DVDプレーヤーで再生できる形式)の作成には別途オーサリング機能が必要になる場合があります。データDVD(PCで読むファイル保存用)の作成であれば、どちらのツールでもシンプルに行えます。
DVD書き込みに使うソフト全般を比較したい方は、DVDライティングソフトの比較記事もあわせてご覧ください。
NeroでDVDにデータを書き込む手順(Nero Express)
Nero Expressはウィザード形式で操作が進むため、初心者でも迷いにくい構成になっています。以下の手順でDVDにデータを書き込みましょう。
準備するもの
- Nero(Nero Express)がインストールされたPC
- 書き込み対応のDVDドライブ(内蔵または外付け)
- 書き込み用の空DVDディスク(DVD-Rが一般的)
- 書き込みたいファイルやフォルダ
手順
- Nero Expressを起動します。起動するとプロジェクトの種類を選ぶ画面が表示されます。
- 「データDVD」または「DVDビデオ」など、目的に応じた書き込み形式を選択します。
- 「追加」ボタンをクリックし、DVDに書き込むファイルやフォルダを選択して追加します。ディスク容量のバーが表示されますので、容量を超えないように注意してください。
- 必要なファイルをすべて追加したら「次へ」をクリックします。
- 書き込みドライブが正しく認識されていることを確認し、書き込み速度を設定します。通常は「8倍速」前後が品質・速度のバランスがよいとされています。
- 「書き込み」ボタンをクリックします。書き込みが完了するまでそのまま待ちます。
- 「書き込みが完了しました」と表示されれば成功です。ディスクを取り出して確認してください。
Nero Burning ROMでDVDを焼く方法
Nero Burning ROMは、より細かい設定ができる上級者向けのインターフェースを持っています。基本的な書き込みの流れはNero Expressと大きく変わりませんが、ISOファイルの書き込みや詳細な書き込みオプションの設定が行いやすい点が特徴です。
ISOファイルをDVDに書き込む場合
ISOファイル(DVDの内容を1つのファイルにまとめた形式)をDVDに書き込む場合は、Nero Burning ROMが適しています。
- Nero Burning ROMを起動し、メニューから「レコーダー」→「イメージを書き込む」を選択します。
- 書き込みたいISOファイルを選択して「開く」をクリックします。
- 書き込みドライブと書き込み速度を確認し、「書き込み」ボタンをクリックします。
- 処理が完了するとディスクが自動的にイジェクトされます。
ISOファイルの書き込みについてはISOファイルをDVDに書き込む方法の解説記事でも詳しく説明していますので参考にしてください。
DVDビデオを作成する場合の注意点
DVDプレーヤーで再生できる「DVDビデオ形式」のディスクを作成するには、動画ファイルをDVD規格に合った形式(MPEG-2)に変換するオーサリング工程が必要です。NeroにはNero Videoというオーサリングツールが含まれているため、動画からDVDビデオを作成したい場合はそちらを活用してください。
MP4などの動画ファイルをDVDに焼く一般的な方法については、MP4をDVDに焼く方法の解説もあわせてご覧ください。
Neroでうまく書き込めないときの対処法
書き込みに失敗したり、書き込んだDVDが再生できなかったりする場合は、以下の点を確認してみてください。
- ディスクの残量不足:書き込もうとしたデータが1層DVDの容量(約4.7GB)を超えていないか確認しましょう。
- 書き込み速度が速すぎる:高速書き込みはデータエラーが起きやすくなります。4倍速〜8倍速に落とすと安定することがあります。
- ディスクの品質:格安のDVD-Rは書き込みエラーが起きやすい場合があります。信頼性の高いブランド品を使うと改善することがあります。
- ドライバ・ファームウェアの確認:DVDドライブのドライバが古い場合、書き込み互換性に問題が生じることがあります。メーカーサイトで最新のドライバを確認してみてください。
DVD書き込みの全般的な手順や注意点については、DVDの書き込みガイドで詳しく解説しています。
よくある質問
Q. Neroは無料で使えますか?
A. Neroの主要製品(Nero Burning ROM・Nero Express)は有料のソフトウェアです。ただし、Nero AG社のWebサイトでは一部機能を試用できるトライアル版を提供している場合があります。無料でDVDに書き込みたい場合は、CDBurnerXPやImgBurnなどの無料ライティングソフトも選択肢になります。
Q. Nero Expressで書き込んだDVDがDVDプレーヤーで再生できません。
A. Nero Expressで「データDVD」として書き込んだ場合、PCでのファイル読み込みには使えますが、家庭用DVDプレーヤーでは再生できません。DVDプレーヤーで再生するには、DVDビデオ形式(MPEG-2エンコード+DVD-Video構造)で書き込む必要があります。Nero VideoなどのオーサリングツールでDVDビデオを作成してから書き込みましょう。
Q. ISOファイルをNeroで書き込む方法は?
A. Nero Burning ROMのメニュー「レコーダー」→「イメージを書き込む」からISOファイルを選択することで書き込めます。Nero Expressでも「ディスクイメージまたは保存済みプロジェクト」を選択してISOファイルを指定する方法で書き込めます。
まとめ
この記事では、NeroでDVDを焼く・書き込む方法を解説しました。
- Neroには初心者向けのNero Expressと詳細設定ができるNero Burning ROMの2種類がある
- データDVDの作成はウィザード形式のNero Expressで簡単にできる
- ISOファイルの書き込みにはNero Burning ROMの「イメージを書き込む」機能が便利
- DVDプレーヤーで再生するにはDVDビデオ形式でのオーサリングが必要
- 書き込み失敗時は速度を落とすか、ディスクを変えて再試行してみよう
ソフトのインストールなしでブラウザだけでDVDを作成したい場合は、dvd-maker.netのDVD作成機能もぜひご確認ください。ISOファイルを出力でき、右クリックからDVDに書き込むだけで完成します。
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